脇田アトリエ山荘の一般公開があったので訪れる。
この山荘は、画家の脇田和さんが芸大の同級生の吉村順三さんに依頼して建てたアトリエ付きの別荘。宙に浮かび、くの字に折れ曲がった居間棟に、長方形のアトリエ棟が付いている。

鮮やかな絨毯やソファーの色は脇田さんが選んだそう。
窓辺にはレーモンド事務所で吉村さんと同僚だったジョージ中島さんのラウンジチェアが置かれている。

奥に見えるガラス窓の部屋がアトリエ。

カラマツの船底天井が居間棟全体を覆う。

後ろの開口は、建具の上下框が室内から目立たないようになっていたり、
下窓枠に温風の吹き出し溝が仕込まれていたりする。
