アアルト展(於竹中大工道具館) カテゴリー: 建築探訪 身辺雑記 | 2020年6月20日 六甲に用事があったので時間はあまりなかったのですが寄ってきました。 上品なたたずまいの道具館の門。今度ゆっくり来館できるときにじっくり見たい。 受付をして振り返るとイージーチェアの座板の展示。 有名な脚部の仕口部分。 スケッチのラインが書き始めから美しい。 形成合板をレリーフにデザインしてしまっている。 上のレリーフは、この部分。まだ部品になる前の段階。 そのスケッチ。ランドスケープデザインの配置図のよう。きっとミクロもマクロも同じくらいのエネルギーでデザインしているんだろう。きっと楽しんでいるんだろう。 どの家具も美しい。その前に部品一つ一つが美しい。材料の段階からたっぷりと愛情を注がれてデザインされているのが良くわかる。巨匠と呼ばれる建築家が部品の先っぽをスケッチしてニコッとしていると思うと身近に感じ、とてもうれしくなってくる。 家に帰ってから、改めて写真集を見ると、画面の細部に至るまで全てに目が行き届いている。恐いくらいのエネルギー! 日本にアアルト建築、無いのが残念です。
墨付け(母屋丸太の増築) カテゴリー: 母屋丸太の増築 | 2020年6月10日 角材に墨付けをしていく。 刻む段階になってあいまいな所が無い様に、確実に墨付けをしていく写真は、「長ほぞ、鼻栓引き、コミセン打ち」部分の墨 昇り丸太の渡り部分。その下には柱のコミセンがささる。 仕口の情報が書かれた手板。この板を定規にして墨付けをしていく。 番付けは半間(約90cm)毎にタテ「いろはに…」ヨコ「一二三四…」「又ろ五」とは「ろ」と「は」の間の「五番通り」のこと。 木材に線を引いたり文字を書いたりする道具、墨壺と墨差し。