縁側

以前より手水鉢付近にまとまりを付けたいとの相談を頂いていた工事に取り掛かる。

縁先手水鉢は有るものの、雑然とした状態。
濡れ縁を復元し、合わせて戸袋もしっかりした物に変更、池に石を入れて整える予定。
材木市場に材料を仕入れに向かう。

鏡板は杉征の大和張り。
蟻桟で板を挟み込む。
濡れ縁は六角名栗。
面部分を先に斫っておいて最後に天端を斫る。
少しだけハマグリに研いだ刃で斫る。
3打目で前のハツリの逆目を払う感じで。
合わせると,さざ波の様な揺らいだ表情に。
固定は吸いつき桟とボルト締め。