上棟(母屋丸太の増築)

母屋丸太の増築の上棟を行う。

梅雨明けまであと少しの薄曇りの日.
熱くも無く絶好の日和。
組み立て易さを考え後戻りの無いように組み立てていく。
長ほぞに差した鼻栓。組み立て時に木材どうしが離れないようにするクサビ。
叩くと材が引き寄せられる。
横の2つの穴はコミセンの穴。
増築部の背骨となる昇り梁を組むところ。
重いので木材とベニヤで足場を作り脚立と飼木で少しずつ上げていく。
昇り梁の渡りアゴを落とし込んでいる所。
昇り梁を掛矢(カケヤ)で叩いてしっかり落としたら、枕梁とボルトで緊結。
納まった昇り梁。
梅雨時の湿気がすごいので、狂いやカビを防止するため、
加工した後サランラップを巻いていた。
昇り梁が納まったらペースアップ。
ホゾや仕口の摩擦音ギシッギシッ、キュッキュッ
と気持ちの良い音を響かせながら仕事が進んでいく。
一気に今回の工事の主役の材料の母屋丸太を組んでいく。
手前より1の母屋、2の母屋と順番に組んでいく。
継ぎ手を組んだらすぐにコミセンを打ち込んで固めていく。
4の母屋が納まり、組みあがった様子。
1月に山林組合から丸太をもらって来、
計画→確認申請→丸太の皮むき→丸太の背割り→木材人工乾燥→墨付け→木材加工と
掛けてきたかなりなエネルギーが報われる瞬間。
明日、垂木を掛けてしまうと見られなくなる景色。
シャチ栓の出っ張りは切ってしまって見えないが、
コミセン、割クサビが構造をしっかりと固めている様子がわかる。
屋根が無いからこそ味わえる、丸太の陰影。
材木屋で売っている磨き丸太とはまた違った、素朴な表情。
この後、母屋の鼻を切りそろえ、垂木の通りを確認して明日に備える。